2006年当時、「21世紀職業財団」という再就職支援財団がありました。
これは、それぞれの事情で仕事をやめた女性がもう一度何か仕事をしたいと考えている方たちが登録すれば、無料でセミナーやカウンセリングを受けることができるというものでした。
現在でいうと、今江川がサポーターをさせていただいている、創業女子部のようなものです。
私は2000年に13年間も働いた職場をやめて、すぐに出産しました。
32歳での環境の激変と初めての育児に戸惑い、育児ノイローゼにもなりました。
周りのママは楽しそうに育児をしているのに、私は楽しめない・・・
どんどんと自信を失い、心から笑うことさえ忘れていました。
そんなときに、登録したこの財団。
そして、受けたのが、「再チャレンジサポートプログラム」、
この中で、過去の自分の棚卸作業をしました。
少しずつ、自分が見えてきて・・・
知らなかった自分や自分の過去の経験が活かされること。
カウンセラーの方の言葉に勇気づけられて、進む道が見えてきました。
そして、今へとつながってきている。
もう、社会復帰できないと思っていた私が、財団やカウンセラーの先生のお力で、再スタートすることができました。ここが私の原点です。
一人で悩んだ時間も無駄ではないと私は思っています。
でも、その時間をかけすぎると気持ちが続かなくなる。
仕事を見つける段階でも、仕事をスタートしてからも、自分一人で抱えないことが、
続けていくための大切な「素直さ」だと感じています。
私はこのとき夫に支えてもらっていたことを忘れかけていました。
家族がむつかしいならば、外で見つける。
家族の形はそれぞれだと思っています。
他人の家族をみて比べるでは解決しないことだけは確かです。
それよりも、家族がやってくれていることにまず目を向けてみる。
何もないですか(笑)お給料をもってかえって養ってくれていることも、やってくれている一つです。